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テゼレッターについてその2
2016年10月21日 Magic: The Gathering コメント (3)そもそもテゼレッターとは
発祥はミラ傷期の茶色を使ったコントロールデッキで、名前の通り《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》を主軸にして戦うデッキである。
《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》 (2)(青)(黒)
プレインズウォーカー — テゼレット(Tezzeret)
[+1]:あなたのライブラリーの一番上から5枚のカードを見る。あなたはその中からアーティファクト・カード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
[-1]:アーティファクト1つを対象とする。それは基本のパワーとタフネスが5/5のアーティファクト・クリーチャーになる。
[-4]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはX点のライフを失い、あなたはX点のライフを得る。Xはあなたがコントロールするアーティファクトの数の2倍である。
3
+の効果でデッキからAFを探しアドバンテージを取る。消耗戦に強く自身の忠誠度を上げながらアドを取る、PWに求められる仕事としては最上級の働きをしてくれる
この能力のおかげでデッキの中に一枚しか入れてないフィニッシャー級のAFも手札に集めやすく非常に心強い
-の効果ではAF1枚を5/5のクリーチャーに変貌させる能力。これにより盤面に既にあるAFを奇襲性の高く、また打点の高いクロッカーとして運用できる。
自身を守るためにも使え、生き残り続けるかぎり5/5を量産し、盤面を制圧しきることも可能である
そして奥義だが、-4と非常に軽く+を一回打てば次のターンには打ててしまう。AFの数×2倍のドレインも平気で10点20点吸えたりするフィニッシュ性能の高さである。
テゼレットは全PWの中でも神ジェイス並みのカードパワーを持っているのだ
しかし、そんなテゼレットにも弱点が一つ
それは「デッキ構築を限定させてしまう」ことである。
通常のミッドレンジやコントロールに入るAFなんてせいぜいメインサイド合わせて2枚かそこらだが、テゼレットの能力を十全に生かすには最低でも15~20は欲しいところである。
すると生じる問題がテゼレット以外のカードパワーが低いガラクタの詰め合わせになってしまうことである。
AFにはタルモゴイフもSCMもゴブリンガイドも存在しない。カードパワーの高いAFはマナコストも重く、高速環境であるモダンでは到底運用に耐えるものではない。
かといってカードパワーの高いカードを採用するために印鑑やタリスマンなどのマナファクトを採用すると今度は別の問題が発生してしまう
そう、石のような静寂である
モダン黎明期から環境に存在する親和のせいで、サイドボードの石のような静寂はもはや当たり前といっていいほど採用されている。
静寂で負ける構築でテゼレッターを組むなら、弱点が同じだがメインの勝率が高い親和を使ったほうが賢明な判断である
では、親和と差別化する方法は何か?
個人的には3つある
1.石のような静寂を張られていても戦える
2.粘り強くアドバンテージを取っていき、中盤戦や終盤戦での戦いを視野に据える
3.親和では採用できないマナコストの少し重めのAFを採用することによって線を太くする
この3つが満たされていればテゼレッターとして合格だと判断している。
テゼレッターの相性とサイド
対ジャンド ○
基本的にリソースの枯らし合いになるが採用しているクリーチャーの性質と土地のスペック、なによりクリーチャー化した城砦の関係上こちらが有利である
PWの投げ合いになってもテゼの-で疑似速攻5点を走らせることができ、ソプターコンボもあるためライフレースも安心である
しかし、サイド後の茶破壊とメインのコラコマには要注意であり、ハンデスは抜けない相手である
in
難題2
審問1
集団的蛮行2
out
緑黒剣1
印鑑4
対アブザン○~△
こちらもジャンドと同じだが、パスとサイドの静寂がある分こちらのが厄介である
トークン横並びやPW戦術も取ってくるがテゼレットが生き残りさえすれば難しい相手ではない
静寂をケアするため弱いカードは、静寂化で弱いカードはすべて抜くのが吉
in
難題2
審問1
集団的蛮行2
out
緑黒剣1
印鑑4
対バーン○
土地からダメージを喰らわず、しっかり取った4枚の金線の使い魔のおかげで青黒にしては珍しくライフがそこまでつらくない
粉々や破壊的享楽が怖いのでサイド後もハンデスは残しておく
in
難題2
審問1
集団的蛮行2
見栄え損ない2
out
緑黒剣1
スカイソブリン1
印鑑4
テゼレット1
対感染△
除去の枚数がメインでは少ないためいかに工作員に除去を当てることができるかのゲームになりやすい
サイドのクレームも刺さりやすいためきつい相手ではあるが、生き残ることを大前提にプレイをし、無茶なコンバットはしないように心がけたい
in
審問1
集団的蛮行2
見栄え損ない2
世界のるつぼ1
out
緑黒剣1
印鑑4
殴打頭蓋1
テゼレット1
対親和△
親和戦はクリーチャーが引けているかの勝負
テゼの-で相手の頭蓋囲いをクリーチャー化して除去することもあるので忘れずに
in
集団的蛮行2
見栄え損ない2
審問1
out
緑黒剣1
思考囲い2
喉首狙い2
対ヴァラクート○
メインは幽霊街がかみ合えばどうにかなりますが基本無理です、あきらめましょう
サイドは11枚入れ替えて、がっつりとったコンボ殺しをふんだんに使用し絶対に殺しましょう
土地コンボに慈悲はない
in
集団的蛮行2
難題2
審問1
世界のるつぼ1
失われし遺産3
精神固め2
out
燻し2
緑黒剣1
スカイソブリン1
ソプターセット4
ハンガーバック2
金線1
対カンパニー、進化系○
地上がいくら増えても基本足止めは可能です。時間を稼いでスカイソブリンやバターにつなげましょう。
サイド後は静寂があることが往々にしてあるのでそこだけ注意して立ち回る必要があります
in
見栄え損ない2
集団的蛮行2
難題2
審問1
精神固め1
(無限頑強の場合は虚無の呪文爆弾2)
out
印鑑4
ソプターコンボ4
(無限頑強の場合は緑黒剣1テゼレット1)
飽きたのでここまで
大体の場合に集団的蛮行と難題は入るけどあくまでサイド後であって、メインは印鑑のが強いのであしからず
この記事を見てテゼレッターを組もうとする人はおそらくそんないないとは思いますが、少しでもこの記事が見てくださった人のためになれば書いた意味も少しはあったのかなーと
次は採用圏内のカードでも紹介しようかなと
発祥はミラ傷期の茶色を使ったコントロールデッキで、名前の通り《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》を主軸にして戦うデッキである。
《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》 (2)(青)(黒)
プレインズウォーカー — テゼレット(Tezzeret)
[+1]:あなたのライブラリーの一番上から5枚のカードを見る。あなたはその中からアーティファクト・カード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
[-1]:アーティファクト1つを対象とする。それは基本のパワーとタフネスが5/5のアーティファクト・クリーチャーになる。
[-4]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはX点のライフを失い、あなたはX点のライフを得る。Xはあなたがコントロールするアーティファクトの数の2倍である。
3
+の効果でデッキからAFを探しアドバンテージを取る。消耗戦に強く自身の忠誠度を上げながらアドを取る、PWに求められる仕事としては最上級の働きをしてくれる
この能力のおかげでデッキの中に一枚しか入れてないフィニッシャー級のAFも手札に集めやすく非常に心強い
-の効果ではAF1枚を5/5のクリーチャーに変貌させる能力。これにより盤面に既にあるAFを奇襲性の高く、また打点の高いクロッカーとして運用できる。
自身を守るためにも使え、生き残り続けるかぎり5/5を量産し、盤面を制圧しきることも可能である
そして奥義だが、-4と非常に軽く+を一回打てば次のターンには打ててしまう。AFの数×2倍のドレインも平気で10点20点吸えたりするフィニッシュ性能の高さである。
テゼレットは全PWの中でも神ジェイス並みのカードパワーを持っているのだ
しかし、そんなテゼレットにも弱点が一つ
それは「デッキ構築を限定させてしまう」ことである。
通常のミッドレンジやコントロールに入るAFなんてせいぜいメインサイド合わせて2枚かそこらだが、テゼレットの能力を十全に生かすには最低でも15~20は欲しいところである。
すると生じる問題がテゼレット以外のカードパワーが低いガラクタの詰め合わせになってしまうことである。
AFにはタルモゴイフもSCMもゴブリンガイドも存在しない。カードパワーの高いAFはマナコストも重く、高速環境であるモダンでは到底運用に耐えるものではない。
かといってカードパワーの高いカードを採用するために印鑑やタリスマンなどのマナファクトを採用すると今度は別の問題が発生してしまう
そう、石のような静寂である
モダン黎明期から環境に存在する親和のせいで、サイドボードの石のような静寂はもはや当たり前といっていいほど採用されている。
静寂で負ける構築でテゼレッターを組むなら、弱点が同じだがメインの勝率が高い親和を使ったほうが賢明な判断である
では、親和と差別化する方法は何か?
個人的には3つある
1.石のような静寂を張られていても戦える
2.粘り強くアドバンテージを取っていき、中盤戦や終盤戦での戦いを視野に据える
3.親和では採用できないマナコストの少し重めのAFを採用することによって線を太くする
この3つが満たされていればテゼレッターとして合格だと判断している。
テゼレッターの相性とサイド
対ジャンド ○
基本的にリソースの枯らし合いになるが採用しているクリーチャーの性質と土地のスペック、なによりクリーチャー化した城砦の関係上こちらが有利である
PWの投げ合いになってもテゼの-で疑似速攻5点を走らせることができ、ソプターコンボもあるためライフレースも安心である
しかし、サイド後の茶破壊とメインのコラコマには要注意であり、ハンデスは抜けない相手である
in
難題2
審問1
集団的蛮行2
out
緑黒剣1
印鑑4
対アブザン○~△
こちらもジャンドと同じだが、パスとサイドの静寂がある分こちらのが厄介である
トークン横並びやPW戦術も取ってくるがテゼレットが生き残りさえすれば難しい相手ではない
静寂をケアするため弱いカードは、静寂化で弱いカードはすべて抜くのが吉
in
難題2
審問1
集団的蛮行2
out
緑黒剣1
印鑑4
対バーン○
土地からダメージを喰らわず、しっかり取った4枚の金線の使い魔のおかげで青黒にしては珍しくライフがそこまでつらくない
粉々や破壊的享楽が怖いのでサイド後もハンデスは残しておく
in
難題2
審問1
集団的蛮行2
見栄え損ない2
out
緑黒剣1
スカイソブリン1
印鑑4
テゼレット1
対感染△
除去の枚数がメインでは少ないためいかに工作員に除去を当てることができるかのゲームになりやすい
サイドのクレームも刺さりやすいためきつい相手ではあるが、生き残ることを大前提にプレイをし、無茶なコンバットはしないように心がけたい
in
審問1
集団的蛮行2
見栄え損ない2
世界のるつぼ1
out
緑黒剣1
印鑑4
殴打頭蓋1
テゼレット1
対親和△
親和戦はクリーチャーが引けているかの勝負
テゼの-で相手の頭蓋囲いをクリーチャー化して除去することもあるので忘れずに
in
集団的蛮行2
見栄え損ない2
審問1
out
緑黒剣1
思考囲い2
喉首狙い2
対ヴァラクート○
メインは幽霊街がかみ合えばどうにかなりますが基本無理です、あきらめましょう
サイドは11枚入れ替えて、がっつりとったコンボ殺しをふんだんに使用し絶対に殺しましょう
土地コンボに慈悲はない
in
集団的蛮行2
難題2
審問1
世界のるつぼ1
失われし遺産3
精神固め2
out
燻し2
緑黒剣1
スカイソブリン1
ソプターセット4
ハンガーバック2
金線1
対カンパニー、進化系○
地上がいくら増えても基本足止めは可能です。時間を稼いでスカイソブリンやバターにつなげましょう。
サイド後は静寂があることが往々にしてあるのでそこだけ注意して立ち回る必要があります
in
見栄え損ない2
集団的蛮行2
難題2
審問1
精神固め1
(無限頑強の場合は虚無の呪文爆弾2)
out
印鑑4
ソプターコンボ4
(無限頑強の場合は緑黒剣1テゼレット1)
飽きたのでここまで
大体の場合に集団的蛮行と難題は入るけどあくまでサイド後であって、メインは印鑑のが強いのであしからず
この記事を見てテゼレッターを組もうとする人はおそらくそんないないとは思いますが、少しでもこの記事が見てくださった人のためになれば書いた意味も少しはあったのかなーと
次は採用圏内のカードでも紹介しようかなと
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コメント
モダンでもテゼレット使っていたので大変参考になりました!
自分でチューンしたデッキで結果出すのは凄くかっこいいですね^^
リンクさせて頂きました~
勝手ながらリンクさせていただきました、今後もミギノテシリーズ楽しみにしています